京都に生まれ、京都に魅せられた写真家による京都案内。著者は京都という空間にこめられた歴史と文化の多様さ、繊細な四季のうつろい ─―自然と人々の暮らしがひとつに溶けた世界 ─―に魅力があるという。「京都の片隅で、京都の風景美にこだわり続ける一写真家のつぶやき」という本書は1997年から1999年まで毎日新聞京都版に連載されたコラムの単行本化。さりげない通りすがりの一瞬一瞬を大型カメラで「がっちり」写し、それぞれに「つぶやき」と地図、交通ガイドを添えている。 花あり、清流あり、山あり、人あり…。四季それぞれに京都は多くの表情を見せる。それは美しい表情というよりも、表情の豊かさが「美」として映るのである。 カメラ好きにたまらないのは、「作例写真」解説。泉涌寺の水仙を撮った写真には「低い花なので、上から見下ろすと寺院の静かな雰囲気を写し込めない。ローアングルから花を見上げるように写したい」とのコメントのほか、使用器材、フィルム、露出の説明も付されている。(松本肇子)
夕景の京都を歩く
京都には今までに何度も足を運んでいましたが、 夕方には帰路についてしまっていたため気がつかなかった、 夕刻時の京都のよさをこの本で初めて知りました。春と秋の季節が観光シーズンなイメージの京都で、 その手の本もたくさん見てきましたが、 なかでもこの本は春夏秋冬の京都がぎっしり詰まった 見ごたえのある本に仕上がっているようの思います。 さっそく夏の京都を歩きに行こうと思います。
京都の薫り
京都の風の匂に誘われて散歩したくなりそう
京都の薫り
京都の風の匂に誘われて散歩したくなりそう
文英堂
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