アングルの特殊性
他の方も述べておられるが、著者である酒井亨氏は、台湾独立に積極的に関わっているジャーナリストであることをまず知らねばなるまい。本のできそのものは、類書が少ないこともあって中々読み応えのある内容だが、解説には彼の(少々どぎつい)政治的な意図がこめられていることは自覚しておくべきでしょう。でも、そういったものも含めて、現地の熱気を感じるレポートであるといえるかもしれない。 (もっとも、酒井亨氏は所謂台湾独立派とされていますが、理念的には少々イレギュラーな立場にあるようです。) ちなみにこの酒井先生ですが、web上で自論を展開しては、あまりのアクの強さと粘着質を誇ってしばしば掲示板荒らしと化しておられます。メーリングリストなどからも毎回締め出され、それでも懲りずに悪態をついています。是非著述業に専念されんことを。全ての平和のために。(笑
歪んだ地域研究
本書は台湾を深く知ろうとする者にとって必読の概説書である。しかし、他の概説書、研究書をある程度読み込んでおかないと、著者の偏見がそのまま自らの知見となってしまう危険性が高く、慎重に読むべきである。あまりにも歪んだ地域研究の存在を知る上で、台湾独立派の思考を知る上でのみ有効である。研究書に非ずといえども、ここまで客観性の欠如した台湾論は数少なく、その意味で一見の価値がある。
今までになかった、真の台湾解説書
現在の台湾問題を、わかりやすく解説している入門書です。今までの台湾解説書は中華民国としてを紹介している物が多かったが、著者は長年台湾現地で普通の人々がしゃべるビンナン語を使って地道に取材し、台湾問題を現地の人々の観点から紹介しています。一時的な観光旅行や普通の新聞では判らない、台湾の奥深く潜む問題を明らかにしてくれる解説書です。 台湾だけでなく、アジア全体に興味のある方には必見です。
台湾独立派による歴史歪曲の書
この著者は、台湾独立運動に荷担する日本人で、客観的観察者ではない。台湾人が中国人であることを否定し、日米に追従する台湾独立勢力を美化する内容となっている。さまざまな知識を与えてくれはするが、著者の視点は台独派の先入観によって歪められたものであり、この本を通じて真の台湾を姿を知ることはできないであろう。台湾の真の姿を知るためには、何よりも台湾における反帝国主義と祖国統一運動を知らなくてはならないだろう。
日中出版
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